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最初の一日のように/再び

 誰かに対して、また何かに対して忠実であれというならば、まず第一に、人は自分自身に忠実でなければならない。もし真実の愛を探し求めているのであれば、まず、これまでに見つかったようなありふれた愛はもううんざりだと感じなければならない。これまでのわずかな人生経験から学んだのは、人は誰しも何の主でもなくて、すべては幻想だということだーこれは物質的な財産と、精神的な財産の両方に言える。人は、保障されたかのように所有していたものを失う経験をすることで(これまでにもう何度も私の身に起こったことだが)、自分に属するものなんて何もないのだということを学ぶにいたる。
 もし私のものなんていうものが何もないのだとすると、私のものでないもののために時間を使う必要もないということになる。それよりも毎日を、それがまるで自分の人生の最初の(あるいは最後の)一日であるかのように生きたほうがずっといい。

(パウロ・コエーリョ「11分間」旦敬介訳 角川文庫)


| 大森日記 | 15:45 | comments(0) | -
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