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時間の下流に/再び

 父はよく時間の下流にメッセージを送ると言ったものだった。しかし、時間の上流にメッセージを送ることはできない。なぜ、そもそもメッセージをどの方角であれ、送ることができるのか、そしてそのメッセージが宛先に届くと信頼することができるのか、その仕組みは決して説明してくれなかった。たとえメッセージが無傷で届いたとしても、そのメッセージの内容はすでに変わってしまっているはずではないか。

(リチャード・パワーズ「われらが歌う時」高吉一郎訳 新潮社)


| 大森日記 | 00:53 | comments(0) | -
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