<< 最初の一日のように/再び | main | 一篇の詩/再び >>
時間の下流に/再び

 父はよく時間の下流にメッセージを送ると言ったものだった。しかし、時間の上流にメッセージを送ることはできない。なぜ、そもそもメッセージをどの方角であれ、送ることができるのか、そしてそのメッセージが宛先に届くと信頼することができるのか、その仕組みは決して説明してくれなかった。たとえメッセージが無傷で届いたとしても、そのメッセージの内容はすでに変わってしまっているはずではないか。

(リチャード・パワーズ「われらが歌う時」高吉一郎訳 新潮社)


| 大森日記 | 00:53 | comments(0) | -
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS
PROFILE
写真集