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イヨマンテ大阪
さて明日(14日)からいよいよ、WS修了展「はじまりの1枚」がギルドギャラリーではじまります。現在セッティングの真っ最中。14日18時からオープニングとして大森克己スライドショーを開催します。タイトルは「イヨマンテ大阪」。みなさんのお越しをお待ちしてます。



さて、僕も今回自分自身の「はじまりの1枚」を展示します。その写真に寄せて短い文章を書きました。
「大森克己のはじまり」

水遊びをしているとき、手のひらをぎりぎりまで水面に近づける。もっとぎりぎりまで近づける。そっとそっと近づける。あっ、と思った刹那、水のほうが手のひらに吸いついてくる。あるいは、留守番をしているといつも5時には帰ってくる母が今日はまだ帰らない。暗くなって行く空。5時1分5時2分5時3分5時12分5時17分27秒、帰らない。5時17分43秒5時17分51秒、母の声「ごめんね、ただいま」、5時17分58秒。あるいは晴れた夏の昼下がり、かわいた土にあいた小さな巣穴のまわりを忙しそうに走り回るアリたちに狙いを定め、焦点をあわせたりはずしたりしながら追いかけて虫眼鏡でジュッと焼き殺すときのあの甘い匂い。

古座川の上流の山奥に住むMさんが「山の恵みや」と言いながら開けてくれたばかりの野生のニホンミツバチの巣から採れた蜜をなめながら、7才の自分が今の自分と入れ替わってしまうことを想像する。そして電車に乗ったり、ともだちと話をしたり、ハナウタを口ずさんだりするときに見える世界。そんな世界のはじまりに触りながらまばたきをしてみる。ゆれる僕の写真、こんにちは。

「生きているということは、つまり,魚の影が走る褐色の川の姿や、女の髪におどる陽光を思い出すことなのであった。」(トルーマン・カポーティー ”ダイヤのギター” 瀧口直太郎訳)


| ワークショップ2005 | 15:04 | - | trackbacks(1)
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ギルドギャラリーでの展覧会
1月14日より大阪のギルドギャラリーにて 大森克己ワークショップの集大成、 「はじまりの一枚」展覧会がはじまった。(28日まで) 大阪の御堂筋を少し入った「船場丼池ストリート」にある ギルドギャラリーは、2階に渋いJAZZのレコード店を持つ マーメイドビルの4階
| bozzo★bozzo★bozzo | 2006/01/17 3:07 AM |
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